留学で一番言ってはいけないこと
留学で一番言ってはいけないこと。
それは、
「もし日本語だったら」
でも、一番考えてしまうことでもある。
明日に控えた中間テストのために勉強していたのですが、なかなか理解できないことがたくさんあります。
ノートを読んでも流し読みではわかりません。
立ち止まって、ゆっくり読み返して、頭で内容を組み立ててやっと理解できます。
今まで英語と真剣にぶつかってこなかったので、当然と言えば当然なのですが英語で学ぶことは言うほど簡単なことではありません。
(そういえば最近英語の壁にぶち当たったので、それについてはまた書きますね)
大量のリーディング課題も、ペーパーも、全部全部私がこなすには現地の学生の何倍もの時間がかかります。
図書館にこもり、電子辞書片手に数時間闘ってやっと読み終えたリーディング課題を、現地の学生がカフェでコーヒー片手に涼しい顔で読んでいる姿を目にすると悲しくもなります。
でも、そんな環境でも自分が努力がすればきちんと渡り歩けること、その楽しさと充実さもあります。
しかし、テスト前になるといつも「これが日本語だったら」とどうしても頭をよぎってしまうのです。
きっと日本語だったらすごく楽。
すぐ理解できる。
考えたことをすぐ言葉にできる。
ノートだって綺麗に取れる。
記述で言葉が浮かばなくて泣きそうになることもない。
でも、本当にそうでしょうか。
確かに、日本語だったら圧倒的に理解するのに時間はかかりませんし、リーディングだってすぐ読めてしまうでしょう。
でも、日本でのテスト前を考えた時、それでもやっぱり私は苦労していました。
特に経済学という慣れない分野を学んでいたので、教科書に並ぶ文字列と図は私にとってはチンプンカンプン。
日本語なのに、日本語じゃない!
そう思ったことが何度もあります。
だから、きっと言語なんて関係ない。
英語でわからないことは日本語でもわからない。
大事なのは、心だと思うのです。
幸いにも、前学期では良い成績を残すことが出来ました。
その理由は、日本語だとあきらめてしまったり投げやりになる部分を、英語だと必死に理解しよう、ついていこうと食らいついていく姿勢があったからです。
英語が理由で諦めたくなかった。
大変なときこそ、人は頑張れるのかもしれません。
そう分かってはいても、日本語だったらめちゃくちゃ楽なんだろうなあとやっぱり思ってしまう。
理解はしているのに、テストで結果が出せなかったりアウトプットがうまくいかないとひたすらに悔しい気持ちになります。
「もし日本語だったら」、言語能力によって成績やコミュニケーションが左右されることはないでしょう。
でも、そんなことを言っても、ここはアメリカ。日本語を話しにきた訳ではありません。
そこで
マインド変えたらいいんじゃない?とふと今思い立ちました。
今までの私「もしこれが日本語だったらなあ…」
↓
これからの私「もしもっと英語が出来たら」
どうでしょう!?
ちょっと前向きになりましたよね!
今まではただ今の状況を嘆くだけでまるで生産性のない話をしていて、
これからはもっとその次のステップに向けて、踏み出すような思考になろうと思います。
正直、ずっとこの状況を嘆いていました。
(アメリカまで来て何やってんだ、って感じです。本当に。はい。ごもっとも。)
でも嘆いていても状況は全く変わらなかったので、もう嘆くのはおさらば!!!
次のステップへと行きます。
もう嘆かないように
もう諦めないように
これからまた、勉強に戻ります。
「もっと英語が出来たら」
その悔しさを忘れずに。