全米が熱狂するスーパーボウルを観てみた
本日2月5日。
アメリカではスーパーボウルが開催されました!!!
スーパーボウルとは、アメリカ最大のスポーツイベントと称される、プロアメリカンフットボールリーグ・NFLの優勝決定戦のこと。
毎年高視聴率を獲得し(なんと25年連続40%以上だそう!この大きい国の3人に1人以上が観ているなんて、、!)、ハーフタイムショーにも注目が集まっています。
今年のハーフタイムショーはレディーガガでした!
正直いってアメフトのルールを全く知らない私にとってはスーパーボウルに対する興味はゼロだったのですが(笑)、周りの友人たちの興奮具合に流され観てみました。
私の寮は食堂があるのですが、いつもは質素な食堂でもフライドチキン・オニオンリング・ハンバーガー・ピザ・ナチョス・飲み物などアメリカーーンなジャンクフードをこれでもかと提供し、スーパーボウルを盛り上げていました。
アメリカではピザやチキンを片手にスーパーボウルを観戦するのが習慣らしく、サンクスギビングの次に食糧が食べられる日だとか…!
たしかに友人たちの多くはピザのデリバリーを注文したり、たくさん食糧を買い込んでみんなで観戦準備をしていました。
さらにスーパーボウルのシーズンに合わせてピザ屋なども限定セールや無料配達を実施しており、ビジネス的にもなかなか美味しい時期みたいです。
そして面白いなと思ったのは、スーパーボウルの試合…
ではなく(笑)、
試合の合間に流れるCMでした。
(実際試合も最後の最後で追いつき、延長からの逆転勝利というかなりクレイジーな試合で面白かった!!!)
先程も述べた通り、スーパーボウルはアメリカで最も高い視聴率を獲得する番組。
日本でいう紅白歌合戦といえばイメージがつきやすいでしょうか。
それくらい、みんなが観るのです。
そこでうまく企業のアピールが出来れば、さいっこうですよね。
ということで毎年スーパーボウルのCMはめちゃくちゃ面白いし、どの企業も腕によりをかけて作り上げてきます。
そしてCM費用もとっても高い。
なんと30秒で約6億円!!!(どんどん高騰しているそう…)
ええええええ
でも、そのくらい影響力があるのがスーパーボウルなんです。
そして観客たちもそれを知っているため、皆きちんとCMを観ます。
面白いから。(笑)
今年はどんなCMなんだろう、そんなワクワクもスーパーボウルは秘めているんですね。
これは民放である紅白では成し得ないことですね。日本の企業が腕によりをかけて競うCMも観てみたいと思ったり。
余談ですが、日本のCMは本当によくできていると思います。アメリカは単純でシンプルなCMが多いですが、やはり文化的差異か日本のCMはとてもコンテクストやメッセージに余白を持たせていて、ストーリー性が強い感じがします。とっても好き。余談ですが。
しかもスーパーボウルではCMの時間が異常に長い。
試合が始まったと思ったらすぐCM。
点が入ったかと思ったらすぐCM。
でもみんな席を立たない。
観ちゃう。
どのCMもスーパーボウルと関連づけてあったり、セレブを起用していたり、ウィットに富んでいたりとこだわっている様子が伺えます。
ハーフタイムショーの前のCMはペプシでしたが、CMの終わりに3、2、1とカウントダウンをし、ペプシの「ゼロ」とかけていて上手いなと。
(ハーフタイムショーの前のCMとかさらに金額高そう…)
そしてスーパーボウルの盛り上がりもものすごい。
点が入る度に寮全体が揺れる揺れる(笑)
みんなが叫んだり暴れたりする様子が手に取るように浮かんで、全身でスポーツを楽しむ気質を感じました。
アメリカにいるからこそ、スーパーボウルをリアルタイムで観戦でき、また一つアメリカの文化を知りました。
それにしてもピザとチキン、美味しかったな。