備忘録ですよ。

20代。留学中にブログを始め、思いついたように小さな想いをつぶやきます。

サンタバーバラという街の魅力とは

今回サンタバーバラで友人を案内して感じたこと。

 

それは、この街のことを私は知っているようで全然知らないということ。

 

東京にいた時もそうでしたが、人生のほとんどを東京で過ごしていたにも関わらず浅草・築地といった観光地や表参道・六本木・お台場などに足を運んだのは数回程度ですし、全て大学生になって初めて訪れた場所ばかり。

東京を案内しようとしても全くわからないのです。

 

サンタバーバラでも同じことが。

普段大学と寮の行き来しかせず、まして前学期勉強しかしなかったためダウンタウンすらほとんど行っていませんでした。

 

こんな田舎で何もするようなない場所で知っておくべきとこあるのかな、と思っていましたがサンタバーバラの歴史だったり、せっかくこの地で留学しているなら知っておきたいことはたくさんあるなと。

 

そして、やっぱり何もないけれどひたすらに美しいこの街が私はたまらなく好きだなと思いました。

 

ということで。

 

サンタバーバラ基礎知識!

 

アメリカでは「リゾート地」として認定されており、カリフォルニアでは珍しく7割以上の方が白人です。その次に多いのがヒスパニック。

白人といっても、現役時代にバリバリ働いて引退してサンタバーバラでのんびり老後を家族と過ごす、なんてスタイルが多いみたいです。

なので土日のブランチの時間帯は、白髪の美しい老夫婦がテラスでのんびり優雅に食事をしている姿をよく見かけます。

普段私は学生街(UCサンタバーバラダウンタウンはバスで30分ほどの距離)に住んでいるため感じませんが、ダウンタウンに出るとこの街はアメリカの中でもかなり豊かであることを実感します。

 

有名な観光名所は

・ソルバング(デンマーク村。サンタバーバラから車で1時間ほど)

ダウンタウン(ステートストリートというメインストリートでショッピングやオシャレなレストランが並んでいます)

・ワイナリー(サンタバーバラはワイナリーがとても豊富。特に「オーボンクリマ(Au Bon Climat)というワインが有名。このワインはピノノワールシャルドネ、ピノブランとピノグリで世界的名声を得ているそう!ワインテイスティングする場所がたくさんあります)

・海(サンタバーバラはどこからでも海に行けるほど海に近接した土地!ダウンタウンのスターンズワーフが有名ですが、大学から見える海も綺麗)

・山(サンタバーバラの特徴は山も海もあること!両方が一望できますし、山の連なりが綺麗)

・街並み(ダウンタウンも美しいですし、スペイン調で統一された建築は本当に美しい)

 

といった感じです。

意外とちゃんとありますね!(笑)

 

なんだかリゾート地とされる理由がわかります。

ブラットピットやオプラも家を持っているサンタバーバラ

ケイティ・ペリーの出身地であるサンタバーバラ

 

でも、サンタバーバラの本当の良いところは最高にのんびり、ゆったりした雰囲気だと思います。

よく見かける過剰に盛り立てた旅行ガイドやサイトに載っている陳腐な言葉では絶対伝わらない。

とても大衆化できる場所ではない。

いわゆる「観光」を目的に来る場所ではない。

 

サンタバーバラでは「観光」という消費は似合わない気がします。

心から、体で自然を感じて空気を吸う。

肩の力を抜いて、いつもより少し目線もあげてみる。

目の前にあることを大切にしてみる。

 

当たり前だけど普段大切にしてあげられないものをそっとあたためる。

 

サンタバーバラは、そういう場所なのです。

 

観光として来るにはアクセスもめちゃくちゃ悪いし、やることもないし物足りない。

でも、リラックスするには最高。

 

サンタバーバラを表現するなら、そんな場所だなあと思います。

 

私にとって留学はある意味戦場だけれど。

うまくいかない時、勉強で疲れ果てている時。

帰路でふと視線をあげると美しい景色が目に飛び込んできて、目一杯息を吸う。

それだけで頑張れるのです。

 

東京に比べると不便極まりない。

でも、私はこの場所で留学という貴重な期間を過ごせることに感謝しています。

 

今回、サンタバーバラやっぱり何もないと思ったけれど(笑)、それがサンタバーバラの魅力だとも感じました。

 

自然がある。あったかい気候と人がいる。

それが最高の贅沢です。

 

 

英語の夢を見たこと

今日、聞いて下さい

 

ついに、英語での夢を見たのです!!!

 

友人がきたので小さなシングルベッドに2人で寝ていた時。

うまく寝れずに夢を見ました。

 

 

そこでは誰かがいじめられていて。

 

それに耐えきれず思わず寝言で「Stop abusing!」と叫びました。

 

やばい寝言行っちゃった。

でも同時に気づいたのです。

 

あ、私英語で夢を見たんだ。

思わず寝言で英語言ったんだ。

 

え、え、え

 

それって英語脳になっているってことじゃない!?

 

めちゃくちゃ嬉しくなりました。

 

今まで英語に対する自信がずっとなかったけれど

 

確実に英語に浸食されていて

嬉しい。

 

そのことが頭から離れず

 

一日ハッピーでした。

 

この調子で英語脳にしていきたいと思います。

友人がきました!

今日、友人がサンタバーバラまでやってきました!

 

そこで案内をするにあたって考えたこと。

 

サンタバーバラってなにもない。

 

あるのは海と山。

 

それが全て。

ダウンタウンも小さくてやることが全然なく。

 

さらに今日は雨が降りしきったのでサンタバーバラの魅力も消え去り。

 

どうしようどこ案内しよう。

 

私にとってこの町はすっかり見慣れてしまったのです。

 

でも、そこで客観的な視線が入ることで改めてこの町を観た時。

 

やっぱり何もないなと実感。

 

そして自分がこの町に慣れたこと。

 

忘れないことが大事。

 

書き留めておきます

仲良くなるということ

今日嬉しかったこと。

 

今学期から参加している団体の一員になれた気がした。

 

いつものミーティング終わり。

キャンパス内でアジア人中心の団体が一気に勢ぞろいしてナイトマーケットを開催していました。

 

1人ミーティングから離れ、ナイトマーケットの様子を見ている時。

 

その団体の主要メンバーたちがぞろぞろ来て、一緒にナイトマーケットを回ることに。

ご飯をつまみながらみんなでだべって、メンバーの運転で家までみんなで帰って。

 

ロスに行きたいね、ソルバング(サンタバーバラ周辺の唯一の観光地)にも行きたいね、なんて話しながらみんなで爆笑して。

 

そんな日本だと当たり前のわいわいする感じがどうしようもなくうれしくて。

 

5人以上いると日常会話のスピードが速すぎるしスラングばかりで全然会話の意味はわからないけど(笑)、それでも同じ空間にいて笑い合えることがたまらなく嬉しかった。

 

前学期は勉強をしすぎてこんなだべったり、いわゆる「学生らしい」ことを全然していなかったなあと。

 

だからこそ、コミュニティに対する帰属意識も持てずにふわふわしていたけれど。

この団体でもう少し頑張ってみよう。

 

そう思いました。

 

ちゃんと馴染んでいこう。

 

日本だったら友達を作ることにそこまで苦労しなかった分、英語で自分を表現できないことにいつももやもやしてしまいます。

自分のキャラが出せなくて。

面白いことだって言いたいのに。

変なことだってしたいのに。

自分が出し切れないなあ。

 

そんな想いに取りつかれていましたが、日常会話ほどいろんな手段で自分を表現していこう。

 

このとても素敵な人たちともっと仲良くなりたい話したい。

そう思いました。

 

そう思わせてくれた彼らに感謝です。

 

全米初公開!?『君の名は』を観てきた

今日、友人に誘われて全米で劇場での公開が初!?とウワサの(違ったらすみません)『君の名は』を観てきました。

 

実は私この大ヒット映画観たことがなかったんです。

公開されたころは忙しくて忙しくて、留学に旅立ってしまいタイミングを逃してしまっていました。

私は以前から新海誠さんの作品が好きで、『言の葉の庭』を観た後は憂鬱だった梅雨を楽しめるようになり、新宿御苑にも実際に足を運んだり。

一つ一つの言葉のセンスや絵の美しさが素敵ですよね。

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ということで『君の名は』を映画館で観たい!とうひそかな想いをアメリカで達成することが出来ました!

 

感想としては。

 

名声を知っていたためかなり期待してみましたが、それでも期待を上回るものでした。

 

笑いあり、感動あり、恋愛あり、友情あり、家族あり、シリアスあり

 

要素としてはかなり盛り込まれています。

 

もう一度みたいと思わせる映画でした。

 

私のこの感動を表したいのも山々ですが、今回感じた2つについて書きたいと思います。

 

一つは、「メディア」としての『君の名』

今回日本のポップカルチャーやメディアの影響の授業を履修している関係で、どうしてもそういう目線で映画を見てしまいます。(そういう意味で純粋に映画を楽しむことが出来なかったのが残念ですが、、、)

 

そこで感じたのは、「アニメ」という不思議さ。

この作品、というか新海誠さんの作品は風景描写がめちゃくちゃリアルです。iPhoneのシーンや紅葉なんてまるで本物かと錯覚するほど。

でも、人物だけはアニメ。

違和感もなく、馴染んでいる。

 

現実に彼らのような顔をした人なんていないのに、当たり前かのように受け入れることができるのは日本のもつ「無臭性」ならではなのかなと。

 

また、女性らしさの強調も感じました。

日本のアニメではよく女性が「オブジェクト化」されます。女性の胸を強調したり、随所で女性のスカートの中が見えるシーンがあったり。

観客を喜ばせるためのテクニックとでもいうのでしょうか。

それが『君の名は』でも例外なく使われていて、これは売れるアニメでは大事なことなんだと実感しました。(ちなみにジブリではこういうことはあまり見られない気がします)

 

そして2つ目は、完全に個人的なことですが東京に対するノスタルジーを感じたこと。

 

先程も言ったように、描写がとてもリアル。

新宿駅や電車なんてまさにそのものでめちゃくちゃ懐かしくなりました。

私が毎日歩いていた場所。

毎日見ていた風景。

毎日聴いていた音。

毎日生きていた世界。

 

それが、ここにありました。

 

留学していなかったら自分は今もきっとあの場所にいたはず。

そして、満員電車に揺られて大学まで行って、みんなとお昼を食べに行ったりカフェに行ったりおしゃべりしたり。ためにパソコンをいじって、たくさん寝て、そろそろ就活意識したり。

そんな一見きらきらしたような、そんな世界に自分はいたんだなと。

 

『君の名は』では岐阜と東京が出てきて田舎と都会のコントラストも描かれています。

岐阜はまるで今の私のいるサンタバーバラのよう。

交通は不便だしお店も微妙だしとっても不便。でも自然が豊か。

対してなんでもあるオシャレな東京。でも忙しない。

 

私はそんな忙しない東京が好きではありませんでした。

 

でも、この映画を見てどうしようもないノスタルジーの感覚に襲われたのです。

涙が思わずこぼれてしまうほど。

 

そこには私の人生があって。

東京で生きてきた私の故郷はやっぱり東京なんだなと。

嫌だと思っても間違いなく私は東京に親しみを抱いていて。

慣れ親しんだ街。

 

初めて、東京が恋しいと思いました。

今までは早く東京からでたかったけれど、自分の帰属意識は東京なんだと気付きました。

 

そして同時に思ったこと。

「帰りたくない」

とっても矛盾してますが(笑)、帰りたくないと思いました、東京に。

 

帰ったらまたあの忙しない日々。

この日常の歯車にに巻き込まれる。

きらきらしたものに取り囲まれて自分を失ってしまいそう。

忙しない街にもう一度帰ると思うとぞっとする。

 

東京が懐かしいけれど、でも同時に帰りたくない。

 

こちらではのびのびしている分、東京という枠に収まりたくない、そんな風に思いました。

東京は日本の象徴でもあって。

そこにはある一つの「成功への道」がはびこっています。

東京という街、というか東京にある価値観にもう収まりたくない、東京に戻ったらこっちで広がった価値観がまた小さくなるんじゃないか、そんな恐怖にも襲われたのです。

 

私はここ、サンタバーバラが好き。

でも、東京もやっぱり懐かしい。

 

どちらが良い悪いではなくて、そこには大きな違いが存在すること。

そして、ずっと好きじゃなかった東京が自分のアイデンティティの一部であること。

 

そんなことを自覚しました。

 

とにかく、とてもとても素敵な映画でした。

たくさんの学びと気づきと感情の変化と。

刺激をありがとう。

また、頑張ります。

アメリカのラーメン屋さんのお味は?

今日、友人とラーメン屋さんに行ってきました!

 

最近オープンしたばかり(といっても去年の11~12月頃だそう)で、私の住む地域では唯一のラーメン屋さん!!

 

日本では当たり前のように溢れていて、大学の近くのラーメン屋によく足を運んだものです。(飲み会後とか、、なかなかなデブ活ですが(笑))

 

友人の運転でお店まで行くとなんと行列が!

 

日本ではラーメン屋で行列なんて当たり前かもしれませんが、ここはアメリカ。

ましてやアジア人の少ないサンタバーバラ

 

びっくり。

 

しかもアジア人のお客さんが多いものの、アジア人以外の方もたくさんいらしています。

ラーメンはどうやら世界的にも人気な食べ物のようです。

 

最近ニューヨークの一風堂がとても人気なことも話題になりましたよね。

ちなみに一風堂は今度サンフランシスコとバークレーにも進出するそう。うらやましい、、、。

そういえばフィリピンを訪れた時も一風堂の大きな垂れ幕を目にしたなあと思い出しました。

一風堂、恐るべし。

 

しかし残念ながらサンタバーバラには一風堂は来ないので、私が今回訪れたのは日本人の方が経営するラーメン屋さん。

 

待合席では英語で書かれたハイチュウが置いてあり、ハイチュウを食べながら待つこと数分。

 

席についてメニューをみると、こちらのお店では主に「とんこつ(白)」「とんこつ(黒・ガーリックオイル)」「とんこつ(赤・辛い)」「醤油ラーメン」がメインメニューで展開されていました。

 

アメリカでは見慣れないワードばかりでちょっとばかし興奮。

 

そして悩んだ末、一番スタンダードと思われる「とんこつ(白)」を注文!

 

すぐ出てくるラーメン。

 

お味のほどは、、、。

 

お、おいしい。

 

普通にとんこつ。

 

でも、味が足りない感じがしてしまう。

スープもアツアツではない。

胡椒とかラー油が欲しくなる、そんな味でした(もちろん頼みました)。

 

とってもおいしかったけど!!

 

きっと日本に比べてスープの出汁を取ることにあまり時間をかけていないのかなと。煮込みが足りないから、とんこつの独特の濃厚さがあまりない。

アメリカの方が味が濃いイメージでしたが、日本食に関しては違うようです。

 

思い返すと、アメリカで食べた日本食はいつも味が何か足りないのです。

以前日本食レストランで味噌ラーメンを食べたときも、味噌の味が薄くて物足りませんでした。

おそらく、あまりにも味噌やとんこつの味が濃いと初めて食べるアメリカ人には刺激が強すぎるのでしょう。

 

私たち日本人は日常的に口にしていますから舌は慣れ切っていますし、ある意味味に対して鈍感になっているのかもしれません。

 

そう思うと、初めて食べる人に対する配慮って大事だなと。

 

例えば日本食を外国人に振る舞う時。

 

これ、外国にはない味かな~と思うものは気持ち味を薄くしてみる。刺激を小さくしてみる。

そうして試してもらっていけそうだったら、濃くしていく。

 

そんな風に出来たらより異なる文化の食べ物も受け入れやすいかもしれませんね。

 

それにしても、ラーメン美味しかったな。満腹。

 

「加工」された女性たち―メディアの力

今日、メディアの影響に関する授業で、メディアでどのように女性が描かれているかが取り上げられました。

 

近年話題にもなっている、モデルの細すぎる問題。

 

これは歴史的にずっと女性たちがメディアで描かれてきたものなのです。

 

例えばディズニーのプリンセスたち。

不自然にくびれがかっくんかっくんになっていてありえないほどへこんでいます。

 

アメリカの少女なら誰もが一度は手にするバービー人形。

 

実は彼女のような体を持つ女性は現実には0.001%しかいないそう!

それでもいるんだ、と驚きましたが(笑)いかにメディアで女性の美しさが誇張されているかわかりますよね。

 

例えば、授業で観たこの動画も衝撃的でした。

youtu.be

 

Doveが作成したモデルがフォトショップ(写真加工ソフト)の手によってどんな風に加工されていくかの過程が描かれています。

こんな風に「作られた」女性像がメディアに溢れ、それを毎日目にしているが故に若い女性たちは「女性は細くて、胸が大きくて、美しくてスタイルが良くあるべき」といった固定観念がしみついてしまうのです。

 

美しいものが人間は好きですから、メディアでこのような人ばかり取り上げられることは当然といえば当然かもしれません。

 

そして、これは何もアメリカに限った話ではありません。

 

日本において、アニメのキャラクターたちの「女性らしさ」の誇張はなかなか目を見張るものがあります。

肌感覚ですが、日本のアニメキャラの誇張はアメリカよりも強いなと。

しかも、日本女性の方がグラマラスという点でアメリカの女性よりはスタイルが良くありません。それなのに、アメリカよりも誇張する。

この矛盾って何なんだろう。

 

そして、アメリカではこのDoveのようにそうした描き方に対して批判的な人々が声をあげるのに対し、日本ではあまりそういった反対意見に触れることが少ないです。

 

2次元、3次元の差でしょうか?

 

Doveはこの動画の男性バージョンや、女性のありのままの美しさを推進するキャンペーンを多数行っています。

 

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そういった取り組みが少しでも広がれば、と思います。

 

同時に、アメリカは肥満大国としても有名です。

 

見た目や健康に気を使う女性もたくさんいますが、一方で食べたいものを食べ、太っていても気にしない人も多数。

年齢にもよりますが、アメリカという国は多様だからこそ、とても極端に層がわかれている気がします。

 

やっぱり不思議な国。

 

今後、アメリカのメディアでの女性の描かれ方に注目してみよっと。